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6年生の社会医学実習が、先週1週間行われ、
僕も2グループ(12名)の疫学実習を担当しました。

これは2年前からこの形式で行われるようになったのですが、
あるResearch Questionを設定し、それを検証するための仮想データを、
エクセルなどで入力、解析するというものです。
そして、最後にそれらをしっかりまとめて10分程度で発表しました。

MPHでPhysical Activityの科目を選択したのですが、
その最後の課題で、シナリオに基づいて研究デザインを考えなさい、
というのとちょっと似ている感じです。

日本の医学教育は、他の教育と同様かなり知識重視で、
時間をかけて何かを創り出す…ということはなかなか難しいのですが、
月~金曜日の5日間でも、仮想データという方法を使うことで、
疫学研究の考え方、また実際というものに、
少しでも触れてもらえているような気がします。

ちなみに、僕が担当したグループは以下のようなことを発表しました…。
ちなみに今回の実習では、
教授が6グループ、5人の教官が2グループずつ、というかたちで担当し、
各教官は、自分がどんなテーマを担当するかを2つずつ提示しました。

僕が提示したのは、
・産婦人科の疫学
・ヘルスプロモーション
の2つです。

各グループで、自分たちの興味のあるテーマを選んでもらったわけです。

仮想データということで、どうしてもRCTなどに偏りがちだと思ったので、
産婦人科の疫学では、30年後の未来において、
子宮頚がんワクチンと頚がん検診の有効性を調べる、
Case-control Studyをデザインしてもらうことにしました。

彼らはなかなか優秀で、しっかりこれらが交絡する…ということまで考えたので、
最後に、Mantel-Haenszel検定までやってもらって、
交絡と、Interactionのことまで少し勉強してもらいました。

もう一方のグループは、Biostatsというよりは、
地域でどんな介入ができるか、ということを具体的に考えてもらうことにし、
彼らが考えてきた、子どもの肥満予防を目的に、
夜更かしをしない→睡眠時間を確保するという、
小学校における介入を考えてもらいました。

実際にどのような形で、誰を対象に、どんな教室を開くのか。
研究デザインはどんな形にするのか…、といったことについて、
僕のところに持ってくるたび、いろいろと突っ込まれ(笑)、
でも、それに対する答えをしっかり出して、最後に発表してくれました。

こちらのグループは、Quasi-experimental Studyにして、
介入する小学校では肥満予防の教室の中に睡眠のことを加え、
もう片方の小学校では、通常の肥満予防の教室を行う、
というデザインで、データを入力して検討していました。

僕が担当した2グループ以外も、6年生になるとかなり臨床的な知識がありますし、
5~6人のグループワークということで、
実際にできそうな研究がいろいろと発表され、
このうち一人でも、疫学の世界に入ってきてもらいたいなぁ…という感じでした(笑)。

限られた時間の中でも、学生のMotivationを少しでも刺激する、
そんな講義や実習ができるといいですし、
MPHで学んだいろいろな方法を、これからも生かしていきたいものです。
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2011.04.17 Sun l 疫学・生物統計学 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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