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「楽しい疫学」と書いてある教科書もありますが、
今日は疫学が「易しい」…という話をするわけではありません^^;

今日の帰り道、運転しながらふと思ったのが、
「僕は何で疫学やっているんだろう?」ということです。

ここのところ、データを扱う…というよりも、
どうやってデータを取ってくるか?ということに関わることが多く、
疫学が人を対象にしていることの意味や難しさを、
改めて感じることが多いんです。

今夜何となく、でも改めて感じたのは…。
疫学ってちゃんとやろうとすると、
対象となる人たちの顔を思い描かないといけない、ってことです。

こういう調査をしたらどんな顔をするんだろう?
こんな質問にはどんな顔して答えるんだろう?

そこを想像できないと、まずいい調査ができない気がします。

でも一方で、疫学を科学として考えると、
調査に参加してくれる人の顔が一人一人違うことが、
大きな制約につながったりもします。

「面倒だなぁ…」という人の気持ちを理解して、
「じゃ、やらなくていいよ」って言っていたら、
参加率がとても低い、意味のない調査になってしまいます。

どうやってそこに折り合いをつけていくか。

できるだけ多くの人に参加してもらうには、
簡単な調査にしなければならなかったりしますが、
簡単すぎると、得られるデータの質がとても低くなることもあります。

一方で、面倒な調査に参加してもらうために、
謝礼を支払ったりすることもありますが、
だからと言って何でもやってもらえるわけでもありません。

また、あまり調査の意義を強調し過ぎたりすると、
参加しないことがプレッシャーになったり、
差別につながるようなこともあります。

実際の社会の中で疫学調査を行って、
しかも、社会に役立つような結果を得ようとしたら、
すごく微妙なところで勝負しなければならないんですよね。

疫学はきっと、みんなをハッピーにする学問なんですが、
その目標を達成するためには、
すごくたくさんの「思いやり」が必要なんだと思います。

病気でもない、健康な一般の人を対象に調査をすることが多い疫学では、
想像以上の思いやりをもって仕事をする必要があるのでしょう。

そして僕は、そうやっていろいろな人のことを想像できる、
いや、ちゃんと想像できる人でいなければならない、
そんな仕事だからこそ、疫学という仕事に魅力を感じているのかもしれません。
そこには決められたゴールも、答えもない仕事なんですが(笑)。

これからも、独りよがりにならず、
いろいろな人の声を聞き、理解しようとしながら、
自分に与えられた仕事をしていきたいと思っています。
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2011.06.07 Tue l 疫学・生物統計学 l コメント (1) トラックバック (0) l top

コメント

ご相談
はじめてブログ拝見させていただきました。今年から米国でMPHを取得するMDのものですが、オーストラリアでの公衆衛生に興味を持っており是非個人的にお話させていただけないかと思っています。よろしければ空メールで構いませんのでメールをいただけないでしょうか。改めてこちらから返信いたしますので。よろしくご検討ください。
2011.06.25 Sat l K.I.. URL l 編集

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